1 事案の概要
相談者は不貞相手の配偶者から300万円の慰謝料請求されていましたが、交渉により80万円の支払いで済んだ事例です。
2 相談の経緯
相談者は、妻子持ちの男性と不貞関係にあったところ、その男性の配偶者の代理人弁護士より300万円の慰謝料の支払い求める内容証明郵便を受け取ることになりました。相談者は、不貞関係にあったことは争いありませんでしたが、金額面に納得がいかなったため、弁護士のもとに相談に行きました。
3 弁護士の活動
弁護士は、相談者から不貞期間など慰謝料算定の基礎事情を聴取した上で類似の裁判例を調査しました。そうしたところ、300万円という請求額は裁判所の傾向からして高額であることが判明したので減額交渉をすることになりました。
4 結果
弁護士は相手方の代理人弁護士との間で減額交渉をしたところ、最終的には220万円の減額となり、80万円を支払うことで示談成立となりました。
5 弁護士のコメント
弁護士から不貞慰謝料の支払いを求める内容証明郵便が突然届いた場合、直ちに支払いをするのではなく、一度弁護士にご相談いただければと思います。過去の裁判例によれば減額交渉が可能な場合もあります。